最終更新日 03/09/26 | ■ ガラスおこしで町おこし 2003年3月 | |
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素 材作家であり、研究家でもあるガラスの専門家、岡本覚氏が、新しい試みを奈良県郡山市で展開した。 今回の活動は、同氏の提唱する循環型社会ゼロエミッションリサイクルガラス技術ビードベールを用いたリサイクルシステム。 ガラスはガラスに蘇えるをテーマに、年間91万トンもを埋立てられるという廃ガラスを100%利用し、路盤材に再生する。 新しい試みとは、このリサイクルシステムに同市の市民をはじめ、企業、非営利活動団体等、の産、学、民間の参加による小規模ではあるが、循環型社会の実現 を行っているところ。 大和郡山駅前の商店街や郡山市内地元の小学校に呼びかけ、市民によって回収された廃瓶を同市内の廃棄物処理業者(株ITO郡山工場)へ持ち込み粉砕処理。 そのガラス屑を利用して高齢者を中心に構成される団体(生きがい事業団西成陶工)によって路盤材ビードベール”ガラスおこし”への成形、焼成を行い、地元 施工業者によって施工された。 | ▲現場に運び込む陶工クラブのメンバー ▲施工の終わった現場風景 ▲岡本氏のプロデュースした掲示板と路盤材 |
この事業に掛る費用は地元の市民団体(明日のお城と城下町を考える会、NPO大和循環型社会創造機構)の募金や寄付によって賄った。 もちろん、この様なリサイクルシステムの実現には、廃ガラス屑を再資源化する技術やアイデアの研究、開発があって出来る事で、大阪工業大学、名城大学の協力も仰ぎながら、株式会社ビーによって提供されたビードベール技術が生かされている。岡本 覚氏は、この技術の提案者であり、研究者でもある。 駅前の小さな一画ではあるが、きれいに施工された”ガラスおこし”に、リサイクルによる循環型社会のあり方を見る事ができる。この事業が新しいモデルケースとなり、地域ゼロエミッションの実現が今後も展開される。 また、この事業を期に同市のリサイクルや環境問題に対する取り組みが次々と行われる予定で、各方面から注目を浴びそうだ。 同場所に設置されている掲示板も岡本氏の手掛けた作品の1つである。 |
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作品の場所:奈良県大和郡山市 近鉄大和郡山駅前交番横 |
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