最終更新日 03/09/26 | ■ 岡本覚氏ビードベールで環境教育 | ||
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素材作家として活躍の幅を拡げているガラスアーティスト岡本覚氏が、大阪府の高等学校で新たな作品を手掛けた。 この度完成したオブジェは、同氏の研究開発したガラス素材ビードベールの技術を生かしたもの。成分の90%以上がガラス廃材でありながら、大理石や翡翠に似た表情を持つ非常に美しいガラス素材であるビードベールには、同氏の考える”輪廻”の思想がある。 有色ガラス瓶に代表される、あらゆる問題によってリサイクルされず埋め立てや舗装材などとして処理されるガラス。ガラスとして生まれたものが、ガラスとしてではなく処理されてしまう。そのような現状に対し、もののあり方を、同氏流に表現したのがビードベールである。 ガ ラスがガラスとして蘇る。ものが蘇るには、どうすれば良いのだろうか。それはビードベールの生産過程を見れば良くわかる。今回の作品設置場所でもある、清 教学園は、中等部、高等部を持つ私立の教育機関である。50周年の記念事業として同氏にオブジェの製作企画を依頼した。 リ サイクルがクローズアップされる中、ビードベールにそのあり方を学ぶという事が狙いでもある。生徒達自ら、空き瓶を回収し、洗浄、キャップやラベルの排 除、分別、粉砕の過程を実際に体験し、オブジェに生かす。ガラスがガラスとして蘇る過程を体験する事で、リサイクルへの関心を高める。また、廃瓶が美しい オブジェとして蘇る様を見る事で、リサイクルがゴミ処理の手段ではなく、生産活動として決して無駄な事ではないと理解できたのではないだろいうか。
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▼オブジェに組み込まれるガラス | |||
▲感謝状を授与される岡本氏 |
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